2016年12月30日 (金) | Edit |
これまで
「遺族基礎年金の支給条件について」
「遺族厚生年金の支給条件について」

でそれぞれの遺族年金がいくらくらい支給されるのかについてご説明致しました。

この金額を基に生命保険を大体いくらぐらいで設定すればよいのかについて今回は考えてみたいと思います。

これから行なう生命保険額の計算の前提として
「子供が自立するまで、自分が今払っている生活費を最低限補償する」
という条件で行ないます。また子供の自立はここでは大学卒業の22歳とします。

1.まずは家族に支払っている生活費を計算
毎月もらっている給料から住宅ローンと自分のお小遣いを差し引いた額がおそらく家族に支払っている生活費になると思います。
毎月の積み立て貯金なども将来の生活費になるので、これも生活費に計算します。
住宅ローンについては亡くなった時にローンが0円になり、毎月の支払いもなくなるので、こちらは含めないで計算します。

ちなみに我が家の場合はボーナスなどを月割りにして、ざっくりで計算すると、それぞれが出している生活費は
「夫:25万」
「妻:20万」

位になるかと思います。なのでこれを年間に直すと
「夫は年間300万」
「妻は年間240万」

の生活費を支払っていることになります。

2.遺族年金で支給される金額を計算
我が家の場合は子供が2人いるので、概算ですが
「遺族基礎年金が年120万」
「遺族厚生年金が年50万」

合計170万が支給されます。
※本当は上の子が18歳になった時点で、支給額が年間で約20万下がるので本当はこの辺の金額も計算しないといけないのですが、今回はこの部分は省略します。

また22歳までですが、夫の場合は何ももらえなくなりますが、妻は遺族厚生年金は支給されるのに加えて中高齢の加算も受け取ることができます。
なので夫が亡くなった場合にのみ年間で妻は
「遺族厚生年金が年50万」
「中高齢の加算で年58万」

の合計108万が65歳になるまで支給されます。
※男性は何ももらえず、女性だけの特権となってます。こちらの部分についても法改正していただきたいですね。

3.遺族年金で足りない不足金額を計算
1と2の計算結果から、我が家の場合は
(1)夫が亡くなった場合
「下の子が18歳まで:年130万」
「下の子が22歳まで:年192万」

が不足します。

(2)妻が亡くなった場合
「下の子が18歳まで:年70万」
「下の子が22歳まで:年240万」

が不足します。

4.遺族年金で足りない不足金額の総額を計算
子供が自立するまでに足りない不足額は
「(18-下の子の年齢)×(18歳までの不足額)+4×(22歳までの不足額)」
になるので、我が家の場合は下の子が2歳なので
(1)夫が亡くなった場合
「16年×130万+4年×192万=2,848万円」
(2)妻が亡くなった場合
「16年×70万+4年×240万=2,080万円」
になります。

5.必要な生命保険額の計算
最後に必要な生命保険額ですが、その計算は
「4の不足額-現在の資産総額」
になるかと思います。今現在我が家では約1,400万の資産があるので、必要な生命保険額は
「夫:1,448万」
「妻:680万」

になりますので、この金額が生命保険額の目安になると思います。

6.たまには見直しをしてみよう
4の不足金額の総額と資産総額は、子供の年齢であったり住宅ローンの繰り上げ返済などで大きく変わるタイミングがあると思います。
そうしたタイミングでまた生命保険額を見直しするのも重要ではないかと思います。
(例)我が家で下の子供が10歳の時に全額繰り上げ返済を行なって資産が0円になった場合
夫の生命保険額だけ計算すると
不足金額:1,808万円(8年×130万+4年×192万)
総資産:0円

なので、必要な生命保険額は1,808万に増えます。

このように金額を計算するのは簡単ではありますが、実際にパートナーが亡くなってしまった場合、同じ金額で生活が今まで通りできるのかといわれると正直私には自信がありません。我が家の場合はおそらく私が亡くなっても生活費はあまり変わらないと思いますが、妻が亡くなってしまった場合、生活費が増えてしまうのではないかと思います。また給料についても今と一緒ではなく、基本的には上がっていくことが予想され、給料が上がれば必要な生命保険額も下がってきます。なので、この計算結果だけにとらわれず、ご自身の生活スタイルに合わせて生命保険額をお決めになっていただければと思います。

とはいえ、これまで紹介した遺族年金というものの存在を無視して生命保険額を計算するのももったいないと思いますので、遺族年金のことを知らなかった方は、まずはご自身のご家庭で遺族年金が大体いくらくらい支給されるのかということをお調べになって、生命保険額を見直していただければと思います。
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