2015年09月05日 (土) | Edit |
前回
「レラティブストレングスの投資対象のそれぞれの相関係数」
にてレラティブストレングスの各銘柄ごとの相関係数を計算してみたのですが、BlueSky様からコメントをいただきまして、相関係数の計算は
「基準価額ではなく月間騰落率で計算する」
というのが基本ということを教えていただきました。そこで今回は計算し直しまして
「月間騰落率での相関係数」
を紹介したいと思います。以下がその結果です。
-日本株式日本債券日本REIT先進国株式先進国債券外国REIT新興国株式新興国債券
日本株式--0.200.580.670.550.530.570.58
日本債券-0.20-0.32-0.21-0.15-0.01-0.18-0.13
日本REIT0.580.32-0.370.280.370.360.38
先進国株式0.67-0.210.37-0.750.810.870.78
先進国債券0.55-0.150.280.75-0.660.630.78
外国REIT0.53-0.010.370.810.66-0.740.78
新興国株式0.57-0.180.360.870.630.74-0.87
新興国債券0.58-0.130.380.780.780.780.87-
銘柄は右からそれぞれ以下の通りです。期間は2010/7~2015/8の末日での比較になります。
日本株式インデックスe
日本債券インデックスe
eMAXIS国内リートインデックス
外国株式インデックスe
外国債券インデックスe
eMAXIS先進国リートインデックス
eMAXIS新興国株式インデックス
eMAXIS 新興国債券インデックス

大体eMAXISのサイトに近い結果になったかと思います。

そして私が気にしていた点
・一般的に株式と債券の関係は負の相関にあるか?
という点ですが、日本株と債券にはその関係は成立しています。しかし先進国株式と債券および新興国株式と債券には負の相関どころかかなり高い正の相関となっているのがわかります。やはり私が懸念していたように外債については株式に対するリスクヘッジとはなりにくいというのがよくわかります。

そして私が気にしていたもう一つの件
・外債は為替の影響を受けやすいか?
という点です。以下に為替との相関係数(これも騰落率の相関係数で再計算)を示します。
-日本株式日本債券日本REIT先進国株式先進国債券外国REIT新興国株式新興国債券
円/ドル0.62-0.340.270.600.780.420.410.51
先進国関連や外国リートは為替の影響をあまり受けていないといえますが、先進国債券に関してはもろに為替の影響を受けているといえます。

こうしたことから判断するにやはり計算をし直しても改めて外債の優位性についてははっきりと確認することは出来ませんでした。仮に購入をするとしたらはやり為替ヘッジ付きの外債を買うのが正しい気がいたします。

為替ヘッジ付きのファンドの例として「野村インデックスファンド・外国債券・為替ヘッジ型」というのがあります。このファンドは2013年9月からのファンドなのでその期間での各銘柄との相関係数をだしてみました。その結果が以下です。
-日本株式日本債券日本REIT先進国株式先進国債券外国REIT新興国株式新興国債券
為替ヘッジ外債-0.250.560.17-0.10-0.080.570.010.02
このようにどの銘柄ともかなり相関が低い状況です。正直パフォーマンスはいまいちかもしれないですが、下落局面では強さを発揮する可能性もあります。私自身為替ヘッジ外債というものにも注目してみて、よさげなものがあれば銘柄に追加していっても良いのかなと個人的には考えております。

今後の推移はこうしたことを視野に入れつつ今後も記事にしていきたいと思っております。
関連記事


ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ にほんブログ村 PC家電ブログへ
★ご協力お願いします★
コメント
この記事へのコメント
BlueSky:きれいな計算結果だと思います。
Kurosuke さま、皆さま、こんばんは。

>レラティブストレングスの各銘柄ごとの相関係数を計算してみたのですが、
>大体eMAXISのサイトに近い結果になったかと思います。
 なるほど、この数字データは適度にばらつきがあって、違和感はないですね。
 eMAXISのサイトの数字と見比べてみても、ほとんど同じですね。(いや、当たり前のことですが、、)

>そして私が気にしていた点
>・一般的に株式と債券の関係は負の相関にあるか?という点ですが、
 リーマンショック以前は、そのように言われていました。
 しかし、リーマンショックが起きる前から、負の相関から正の相関の方向になってきていたと聞いています。

 それで、
>しかし先進国株式と債券および新興国株式と債券には負の相関どころかかなり高い正の相関となっている
 という計算結果になったのかと思います。

>私が懸念していたように外債については株式に対するリスクヘッジとはなりにくいというのがよくわかります。
 なるほど。

>やはり為替ヘッジ付きの外債を買うのが正しい気がいたします。
 この点について、私はKurosukeさんとは異なります。

 以前に、「この道しかない」という言葉をつかって、国債の日銀引き受けのことをコメントに書いたことがあります。
 膨大な国債残高という負債を抱えている国ですので、その負債を解消するには、1.増税、2.円安、3.金利上昇、の方向に進んでいくのは必至だと考えています。

 ゆっくりでも円安の方向に進んでいくとしたら、資産をフライトさせるという意味からも、外国株式も、外国債券も、為替ヘッジなしのほうが有利と信じています。
 (「信じている」というのは、「強い思い込み」というような意味です)

 早ければ2~3年、遅くても5年以内に「為替ヘッジなしにしておいてよかった」と実感するようになると考えています。
 (このことも「思い込み」ですので、今回は、詳しい説明は省きます)
2015/09/06(Sun) 00:30 | URL  | BlueSky #mQop/nM.[ 編集]
BlueSky 様へ
BlueSky様

いつもお世話になっております。
計算結果はあっていたようでとりあえず一安心です。

なるほどリーマン以降債権と株式の相関が教科書通りにならなくなってきたということでしょうか。
いずれにしろこのような振る舞いをしている以上は債券よりも株式を買った方がよいのではと思ってしまいます。

また私が為替ヘッジ外債が良いのではないかというのは、下落局面でのリスクヘッジとして普通の外債より為替ヘッジ付きのほうがよいのではないかという考えです。下落局面では円高に推移していることの方がおおいですからね。
ただ下落局面においても円安が進行していくようなながれであればヘッジなしの外債を買った方が良いと思います。しかし現在は円/ドルと外債の相関が結構高いのでこういうことも少ないのかなと思っています。

日銀の国債引き受けのコメント私も記憶しております。円安誘導で国の借金を目減りさせるというのは、たしかに僕もこれしかないのではと思います。なので長い目で見れば為替ヘッジなしで運用した方が良いというのもよくわかります。できれば日本債券以外に下落局面であったり円高局面である程度有利になるような銘柄があるといいのですが、そんな虫がいいファンドってのはなかなかないですよね。為替ヘッジ外債は多少なりそういった候補になり得ると思ったのですが。

また色々と情報交換できれば幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
2015/09/06(Sun) 20:43 | URL  | Kurosuke #EBUSheBA[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック